試飲ができる、ゆっくり選べる、だから見つかる!
あなたにぴったりのお酒に出逢える、こだわりのお酒専門店「SAKEOH 酒逢(さけおう)」です。

あけましておめでとうございます!
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 昨年中は並々ならぬご愛顧を頂きましてまことにありがとうございます。
初心を忘れず精進して参ります。本年も宜しくお願い申し上げます。

本年は明日、1月4日(土)から営業となります。
通常営業ですので午前11:00〜21:00です。 
正月のお酒が切れた方、年末に買いに来れなかった方、まだ正月(と言えば正月)です!ご来店下さい。

まだ当面は木曜〜日曜日までの週4日営業とさせて頂きます。
皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解頂けますようお願い申し上げます。

追記:2014年6月より「営業時間:11:00〜21:00(※日曜・祝日は〜20:00)」「定休日:毎週火曜日、第2・4の月曜日」になりました。以上は記録として、当時の記載を残しておきます。

一年の計は元旦にありと申しますが、子供がいるとそうはいかない…

起業決意、会社設立、店舗改装と準備、開店のバタバタ、年内試飲会を2回開催…と、2013年は怒涛のように過ぎて行きました。
その間、家族と過ごす時間もどうしても少なくなっていました。
支えてくれた妻には感謝です。

29日の試飲会&営業終了後、「やっと落ちついて考える時間が持てるなぁ、ゆっくり計画を立てよう…」と思っていたのですが…そうは問屋がおろさない。
 
我慢を強いられていた子供たちの「パパと遊ぶんだ欲」が溜まりに溜まってピークに達しており、ずーとべったりの年末年始でした。
子供たち新年あいさつ
あけましておめでとうございます! 

今朝、正月3日早朝、「今日こそは仕事するんだ!」と、普段子供達が起きるだいぶ前に起床するも、支度の音で次男が起きだし、私に背を向けて新聞をチェックするように、絵本をチェック。背中に貫禄を感じます。
次男絵本チェック
もちろんこの後「だぁだぁ」言いながら足元にまとわり付き、自宅での仕事断念。

結局事務所にいかないと仕事はやっぱりできないですね。「一年の計」と「子育て」は相性最悪です。
という事で今、事務所で事業計画を練りながらブログを書いてます。

しかしまぁ、ゆっくり家族と過ごせた、良い正月でした。
閑話休題。

SAKEOH酒逢が、もっともっと「お客様が自分にぴったりのお酒と出逢える場所」になるための3つの約束

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11月22日オープンですので、酒屋を初めて一月ちょっと。
実際は週4日しか営業してないので、23日間だけの酒屋経験です。
しかしながら気付いたこと、感じたことが山ほどありました。
その気付きをベースとして、お客様との約束を3つピックアップし、今年の目標としたいと思います。

1.より多くの品揃えと体験:より多くのお客様の「喜び」と「驚き」の為に

結論から先に。そのために…
  • 美味しい銘柄をドシドシご紹介していきます。
  • もちろん今年も無料試飲をご提供します。
  • 最低月1回、試飲会イベントもドンドンやっていきます。

「認知的不協和」
という言葉があります。
噛み砕いて言うと「選択肢がない状況下で取った自分の判断を、無意識に『ベストの判断だった』と思い込もうとする心理的傾向」のことです。
イソップ寓話の酸っぱいブドウの話とかが典型です。

お酒の世界で変換すると、こうなる…と思います。
条件1:気軽にお酒を飲み比べるような機会がない。
条件2:お酒に関する情報を、正確に知る機会もない。
条件3:情報と自己の体験をベースに「あのお酒、最高に美味しい!」とか友人に語ったりする。
 
結果1:そのお酒が「最高」じゃない訳にいかなくなる。
結果2:「自分にぴったり」が探せないから、人気のある銘柄=良い銘柄と理解して納得する。

この状態をこじらせると、「俺は〜しか飲まないから」って状態へ、まっしぐらなんだと思います。
(決してこだわりを持ってらっしゃる方をディスってる訳ではありません。)

昨年2回開催した試飲会、「地ビール祭(地ビール)」「正月のお酒が見つかる祭(日本酒)」。
大雑把に言い切ってしまうと『日本酒試飲会の方が、新鮮な驚きの声に満ちていました』。
私もびっくりしたのですが、ホントなんです。

地ビールについては元々良く知らない。
だから反応も「へぇ〜、こんなのあるんだ〜、面白いねぇ、美味しいねぇ」くらい。

しかし日本酒となると元々の情報量が多い。
自分の「日本酒とはこんなもん」というイメージが既にある。試飲会での体験でそれが崩れる。
すると「え!マジで、ナニコレ!?こんな日本酒あるの!?こっちはこっちで全然違う!!日本酒って凄い!」という反応になるんだと思います。

ざっとネットで調べたら、酒のメーカー数は減少を続けているとは言え、
日本酒の蔵元数は1600以上(平成21年度)
焼酎蔵元はネットで調べたら400〜500程度(平成18年度)
銘柄数はその5倍で1万銘柄?それとも10倍で2万銘柄しょうか?

美味しいお酒のみを厳選したとしても、紹介できる喜びと驚きのネタは尽きません。
 
せっかく健康でお酒が飲めて、そして美味しいお酒に溢れているこの日本という素晴らしい場所に暮らしているのですから、自分から喜びの選択肢を狭めたら勿体無いです。
 
「お酒を飲み比べる機会」と「正確な情報」はSAKEOHが責任を持って提供します。
認知的不協和が発生する前提条件は徹底的に潰します。
 
あとはちょっとだけご足労してもらうだけ。
ぜひSAKEOHにご来店下さい。
そして思う存分、「本当に自分にぴったりのお酒が、いつも身近にある生活」をエンジョイして頂ければと思います。

2.試飲で体験して下さい。何でもご質問下さい。お客様にお酒を「理解」して頂く為に最善を尽くします。

多分何を言ってるかわからないかも知れませんので、これも結論から先に。
  • なるべくゆっくり時間を取れるよう、ご試飲して頂けるよう、お車以外の方法でご来店下さい。
  • 可能な限り一人一人のお客様のご要望、ご用途、お好みを確認しながらご提案を致します。
どういうことか?と申しますと…
これもお客様を批判しているように感じられてしまう危険があるのですが、誤解を恐れず言うと…、
「お酒にまつわる言葉が致命的に混乱している」と感じています。

具体的には、特に日本酒が多いのですが…
  • 「『辛口のお酒が欲しい』とご所望のお客様に試飲して選んでもらったら、全然『辛口』じゃなかった」とか、
  • 「『〜の銘柄の様な味が好き』とご所望のお客様に試飲して選んでもらったら、全然『〜の銘柄のような味』じゃなかった」とかです。
これらのパターンが本当に多いんです。

「『辛口で〜』のお酒が欲しいんだよね、オススメは?でも今日車で試飲できないから任せるよ」
とおっしゃって頂くお客様に提案する場合、非常に緊張します。

何しろ私の『辛口で〜』が、お客様の『辛口で〜』と同じかどうか、確認ができないからです。

ハズレた酒ほど煩わしいモノはありません。
冷蔵庫を開ける度に酒瓶と目があって、「今日は飲んでもらえるんですか?」って言われた気がして、「あ…ゴメン、ちょっと無理だからまた…」ってそっと閉じたり。
それを繰り返しているうちに、「何故か晩飯前に、そのお酒が既に食卓に置かれている」という謎の超常現象が発生したり。妻からの無言のプレッシャーを受けたり…。
無理して飲めばやはり不味いし…。
私ならそれを勧めた酒屋にフラストレーションを向けます。間違いなく。

しかしこの原因は酒屋のせいではなく、「言葉の乱れ」によるものです。
誰が悪いかと言われれば…、臆病なので言いませんが…。
淡麗辛口=良い酒とイメージさせる広告を大量投下して、安酒を売り続けたりしたことから始まり、
欠品マーケティングと言えそうな、一部の過熱したブランド一極集中まで、例を上げたらキリがありません。
良質なお客様になってもらえる潜在顧客に対して、裾野を広げるための啓蒙をサボってきたツケと言えるかもしれません。

ですがこれは一朝一夕では難しいので、草の根で時間がかかります。
しかし少なくともSAKEOHのお客様には「体験」をベースに、「言葉の正確な定義」をご理解頂きたいと思っています。
そのためには、ブログでいくら長文書いたって、『百聞は一件に如かず』、というか酒だから『百聞は一試飲に如かず』
味覚の説明なんだから、まず「体験」して頂かないと始まらないんです。
だからまずSAKEOHで試飲をして下さい。そして説明するお時間を下さい。
そのための時間をSAKEOHは惜しみません。

3.SAKEOHにご来店頂けない遠方のお客様にも、「自分にぴったりのお酒に出逢える」を

これも結論から
  • 近日中に通販サイトをオープンさせます。
  • テーマは「通販でも自分にぴったりのお酒に出逢える」
「ネット通販」と「お酒選び」の相性は、正直あまり良くありません。
少なくとも私は、ネットで書いてある文章、特に「味の紹介文」を一切信用してません。
なんか…、非常に言いづらいんですが、どれもこれも同じに見えます。
  • 「すっきりとした喉越し」
  • 「膨らみのある味」
  • 「芳醇な香り」
 そればっか…。十数種の組み合わせの表現でしかないように思えます。
「実際に飲んでみて、自分で頭使って味を表現して書いたんか?」と、問い詰めたくなるものばかり。

いや、私も昔食品企業のサラリーマンだったので、「メーカーの紹介文丸写し」になる気持は分かるんですけどね…、みんな忙しいですし。まじめにやったって給料上がるわけじゃないし…。
 
ただその先には、これまた「価格競争」「特定ブランド一極集中」しか待っていないような、そんな風に思えます。

ネット通販立ち上げ前にいきなりハードルを上げてしまうと、自縄自縛になってしまいそうですが、今色々考えながら頑張って通販サイト作成中です。
ご期待下さい。

2014年はSAKEOH酒逢の飛躍の年にします。

今回はそのための3本柱を長々と書いてまいりました。
簡単に言うと
  1. 商品バラエティを増やして、試飲もイベントもドシドシやってきます!
  2. お客様と「体験」をベースとした言葉を共有し、深い理解をベースとした提案を頑張っていきます!
  3. ネット通販も近日始めます!「通販でも自分にぴったりのお酒に出逢える」!ご期待下さい。
ってくらいでしょうか。
粉骨砕身精進して参りますので、本年も宜しくお願いします!

年始から我慢強く、最後まで駄文を読んで頂きありがとうございました!
今年が皆様にとって素晴らしい一年でありますように祈念して、SAKEOHからの年始のご挨拶の締めくくりとさせて頂きたいと思います。

それでは!