試飲ができる、ゆっくり選べる、だから見つかる!
あなたにぴったりのお酒に出逢える、こだわりのお酒専門店「SAKEOH 酒逢(さけおう)」です。

先日のイベント告知記事でもご紹介しましたが、1月25(土)・26(日)の芋焼酎試飲会「いも祭」内で開催する特別ワークショップ
「目の前で作って伝授!蔵元が教える最高に美味しいお湯割りの作り方講座&味の違いに飲んでびっくり!仕込み水で作るお湯割り芋焼酎、芋ちがい味比べ!」に講師として、当店でも大人気「蔵の師魂」の蔵元「小正醸造株式会社」より、小正倫久様をお迎えします。

講師がなぜ小正醸造なのか?

焼酎試飲会「いも祭」
最大の理由は簡単。
面白そうなネタをくれたから。そして引き受けてくれたから。
以前のエントリに書きましたが、「お湯割りは注ぎ方ひとつでめっちゃ美味くなる」と教えてくれたのは今回講師として来てくれる小正さんでした。

しかし、当然ながらそれだけではない。
その商品をお勧めするのに自信が持てないなら、この特別ワークショップ開催には至っていない訳です。
美味しくないお酒を飲み比べても、誰も喜んでくれないですから。

脅威の商品力。焼酎当社売上TOP10に小正醸造商品4品目全てがランクイン!

やっぱり純粋に美味しいからだと思います。
小正醸造さんの商品は、試飲後にお買い上げ頂く率がハンパではないんです。

最近では「芋焼酎はちょっと…」と仰るお客様には「騙されたと思って試飲だけ」「紫師魂」をお勧めしているぐらい。
紫師魂
 皆さん「え?何これ?美味しい!これで芋?」と絶賛で、「芋焼酎飲まず嫌い」の偏見解消に役立てています。

ブランド力が凄いのか?商品力が凄いのか?

少なくともSAKEOH 酒逢においては、の話になってしまうのですが…、非常に失礼になっちゃう話なんですが、これは「ブランド力」ではないと思います。

なぜなら「へぇ〜「蔵の師魂」置いてるんだ〜」とか、「お!小正醸造の商品じゃん!」というお客様は、残念ながらいらっしゃいません。
皆様「知らない」とか、「見たことはある」とか、あっても「どっかで飲んだことあったな〜」ぐらい。

ということは商品力なんです。売れている理由は単純に、「試飲したら美味しかったから」なんです。

そんな「師魂」の美味しさは、試飲会で存分に体感して頂くことができますが…、より深くご理解を頂くために、今日はちょっとだけ蔵の紹介などをしたいと思います。

小正醸造はとことん原料にこだわっているからスゴイ

東馬場さん
ここから先は、先日発表した試飲会銘柄のリスト(pdfpdfが見れない方はこちら)を見ながら読み進めて貰うとわかりやすいです。

「蔵の師魂」シリーズは東馬場農場の芋しか使わない

リストの下の部分に「小正醸造」の商品ががまとまっています。19番と20番とAとDとG、つまり商品名に「師魂」がついてるのが「蔵の師魂」シリーズです。
共通点は、東馬場さん及びその後継者の方の芋を使用している事、つまり「師魂」=「東馬場さん系列の芋のみを使用」ということになります。(上の写真の方が東馬場さんです)

「土作り百姓」と呼ばれる東馬場さんは、なんと平成13年度農林水産祭で天皇賞を受賞している芋づくりの達人。
牛ふん・米ぬか・もみ殻などを混ぜ、2,3年堆積・発酵させた完熟堆肥を使用、土を切り返し、直射日光を当てて病気を出さないための手間をかける。
東馬場さんの作る芋は、そんなたゆまぬ努力のおかげで「でんぷん価」が非常に高く、良質なんだそうです。師魂シリーズでは全て東馬場さんの芋を使用しています。

「師魂」シリーズ以外にも、小正醸造の焼酎は契約農家率100%

大自然と芋
東馬場さんとの出会いをきっかけに、小正醸造さんは生産農家との顔の見える関係・強いパートナーシップを重視し、今では「師魂」シリーズ以外の銘柄でも、原料の契約農家率は100%に。
原料の選別結果に評価制度を取り入れ農家の方へフィードバック、より良い原料の調達するための地道な努力を日々積み重ね、どんどん原料の品質は向上してきているそうです。

小正醸造は技術もスゴイ

焼酎蒸留

長期貯蔵熟成焼酎のパイオニア

かめ壺貯蔵2
昭和32年の「メローコヅル」を皮切りに、「オールディーズ」「メローコヅル磨」と次々に長期熟成酒を発売。長期熟成がそれほど一般的でなかった当時から、長期熟成への様々な研究を行い膨大なノウハウを蓄積しています。

手づくりの蔵「師魂蔵」で連綿と伝承される技術

s-sikonngura
師魂蔵
師魂蔵3
生産の機械化・効率化で品質は向上した反面、蔵人の技術継承されていかない問題や、トラブルへの対応能力・判断能力がどうしても鈍くなる問題などのデメリットを解消するため、平成11年に日置蒸留蔵の敷地内に「師魂蔵」を設立。
老杜氏「薗田一幸氏」の指導の下、全工程手づくりに徹して少量の仕込みを行うことで、若い蔵人へ焼酎造りの伝統と技術を継承しています。

新人酒屋のSAKEOH酒逢を「蔵の師魂」の特約店として認めてくれた小正醸造さんはスゴイ

sakeoh-logo
懐が深い上に、見る目があると思います(上から目線&自画自賛)
「先人の魂を継承する蔵」として、焼酎造りに真摯に取り組んでいる小正醸造さんと、SAKEOH酒逢は「蔵の師魂」の特約店契約を交わしてします。
「商品をちゃんと大事に育て、その価値をお客様に伝えて貰えるのであれば…」、と特約店契約を交わして頂けました。
その頃はまだ開店前、実績もあるわけ無いし、まだ棚にお酒が並んでもいない内装工事中の当社で、熱意ばかりで説明をする私の考えに賛同して頂けた時は本当に嬉しかったです。

ただ最終的には「割る水」「氷」「お湯」「注ぎ方」で味わいが大きく変化してしまう…

ハイ
たゆまぬ日々の努力で作り上げた美味しい本格芋焼酎も、サイダーで割ったら全部台無しです。
という事で今回のワークショップ「目の前で作って伝授!蔵元が教える最高に美味しいお湯割りの作り方講座&味の違いに飲んでびっくり!仕込み水で作るお湯割り芋焼酎、芋ちがい味比べ!」につながる訳です。
「美味しい飲み方」を皆様に知って頂くことで、原料から技術から販売経路までこだわりまくった蔵元の努力がやっと実を結びます。
 
焼酎文化は特に関東では日が浅く、浸透するのにはまだまだ時間も手間をかかります。
ワークショップにご参加される皆様は、周囲の方にウザがられない程度に、拡散にご協力を頂ければと思います。

最後になりますが講師「小正 倫久」様の略歴などを少し

小正醸造さんで「蔵の師魂」シリーズの営業をしていらっしゃいます「小正倫久」様。
SAKEOH酒逢との「蔵の師魂」特約店契約を本社に掛けあってくれたのもこの方、足向けて寝られません。

1981年生まれ、鹿児島生まれ鹿児島育ち。10歳の時、自宅にあった「すもも酒」を勝手に飲んでしまい急性アルコール中毒になったらしいです。さすがです。
大学を卒業と同時に家業である「小正醸造」に入社、最初は蔵で焼酎造り経験され、その後は営業として日本全国を股にかけてご活躍中です。
32歳(だったかな?)まだ独身だそうです。かなりの好青年ですので、玉の輿を狙っておられる婚活中の女性の方は(たとえ酒が飲めなくても)ご来店された方がいいように思います。

という事で、試飲会の準備は着々と進んでおります。
 
東京も急に冷え込んできました。来週の土・日には最高の芋焼酎お湯割りでほっこり出来ますので、それまではくれぐれも体調など崩されないようお気をつけ下さい。

来週皆様とお会いできることを楽しみにしております。

それでは