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あなたにぴったりのお酒に出逢える、こだわりのお酒専門店「SAKEOH 酒逢(さけおう)」です。
先日お客様から「このラベルに書いてある『BY』ってなに?」というご質問を受けたので、需要あるかなと思ってまとめました。
『BY』、読み方は「びーわい」
酒造年度=BreweryYear→略してBY
ざくっと言ってしまうと、日本酒業界のカレンダーの括りです
- 7月1日〜6月30日を一年とする
- 「いつ醸造されたのか」を表し、製造年月日(=瓶詰め日)や出荷日とは異なる
今、平成28年3月に飲む「新酒」は『BY27』!不思議!?
え?っと思いますよね。これはかなり混乱すると思うので言葉の定義から…
新酒とは?
新酒とは、BYの括りである「7月1日〜6月30日」の間に醸造されたお酒という事。
つまり、今の新酒とは、
「去年の9月に収穫されたお米で、去年の年末くらいから今まで酒造りして瓶詰めされたお酒」
という事になります。
「え?だからなんでよ?」と思われた方は下の図をクリック!
要するにですね、「今年の6月終わるまでBY27だから」 なんですね。どんな有力なお酒屋さんにいっても、BY28は手に入らないんです(2016年3月現在は)
そして「BY28」は、今年(平成28年)の年末にならないと飲めない…、というかBY28になる予定の米は、今はすくすくと育っていて、平成28年9月になって収穫されるんです。
【BY】に関する雑学も少々…
昔は10月1日〜9月30日だった
お米の収穫が9月ごろから始まって、だいたいその頃になればどのくらいお米が取れる=どれくらいお酒が作れる、という計画が立てられたからだと言われています。
そして10月1日が日本酒の日なのは、この名残だと言われています。日本酒に日に関する詳細はこちらのエントリをチェックして下さい。
書いてあるの商品と、書いてない商品があるのは何故?
下記の理由に拠ります
- BYを記載しなければならない法律は無い
- 製造から1年以内に飲むのが一般的な習慣であること
- 味の変化を少なくするため、一年近く経過した酒に新酒をブレンドしたりすることがあるので「明確に書けない」事もあること
しかしながら、最近は熟成酒(1年以上経過したお酒)も多く目にするようになったので、今後この【BY】表記は、もっともっと増えるものと思われます。
極力わかりやすくまとめたのですが…
如何でしたでしょうか?ご理解の一助となれば幸いです。
ちょっとした広告として、当店で唯一BY表示のある真野鶴の商品のリンクを載せておきます。どちらも27BY(2016年3月現在)です。ご興味を持って頂ければ通販サイトも見てみて下さい。
真野鶴 『超真野鶴』辛口純米無濾過生原酒(尾畑酒造/新潟)
日本酒度が+20度を超えた年だけの発売。日本で5本の指に入る超辛口酒
(大瓶:2,916円 / 中瓶:1,458円)
真野鶴 緑山生 緑紋山田錦 純吟中取無濾過生原酒(尾畑酒造/新潟)
兵庫A地区産山田錦を100%使用、さらその中の香味のバランスに優れた部分だけ瓶詰めした、贅沢な逸品
(大瓶:3,672円 / 中瓶:1,836円)
それでは
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