参加するだけでその蔵の『通』になれる!と毎回大好評を頂いているプレミアム夜試飲会「SAKEOH PREMIUM」、6回目のゲストは佐賀県の新進気鋭『宗政酒造』さん。試飲会にご参加される方もされない方も、せっかくの機会ですので『国権酒造』について深く知ろう!という「予習テキスト」的な趣旨で、深〜く掘り下げてご紹介しようと思います!
その前に…
『「SAKEOH PREMIUM Vol.6 宗政酒造』について詳しく教えて!』という方はこちらの告知記事をチェックして下さい。
そのもっと前に…
『プレミアム夜試飲会「SAKEOH PREMIUM」って何?』という方は下記のリンクをご参照下さい。:
1月開催「出羽桜酒造」告知 & 試飲会レポート
2月開催「泉橋酒造」告知 & 試飲会レポート
3月開催「京屋酒造」告知 & 試飲会レポート
4月開催 真野鶴醸造元「尾畑酒造」告知 & 試飲会レポート
5月開催 「国権酒造」告知 & 試飲会レポート
宗政酒造ってこんな酒蔵

基本データ:
- 本社 :佐賀県西松浦郡有田町戸矢乙 340番地28
- 創業 :昭和60年(1985年)
- 経営理念:酒創豊世、創意工夫、粒々辛苦、不惜身命
- 生産量 :清酒180石/年(一升瓶1.8万本)、焼酎9000石(一升瓶90万本)
- 代表銘柄:宗政(日本酒)、のんのこ(焼酎)
- 関連リンク:会社ホームページ
佐賀県西松浦郡有田町
佐賀県西松浦郡有田町は美しい景観を誇る田園地帯や、黒髪連山など豊かな自然に恵まれた町であり、また1600年代初頭に日本で初めて磁器が焼かれて以来、古くからやきものの町として有名です。骨董品では世界的に人気がある「古伊万里(こいまり)」の伝統を受け継ぐ「伊万里焼(いまりやき)」は、この有田町を中心に造られています。(積み出しする港が「伊万里港」だった為、伊万里焼として有名になったそうです)
有田町の雰囲気はこの動画を御覧ください。
動画を見て頂いた方は「こんなに風光明媚で、のどかで、伝統が根ざした町並みの中で、お酒造りをしているのか、素敵だな」と思われた方も多いと思いますが、間違いです。
酒蔵はテーマパーク内にある
酒蔵は「有田ポーセリンパーク」というテーマパーク内にあります。ちなみにどんなテーマパークかというとこんなんです。

滅茶苦茶派手です(笑)
この写真は、テーマパークのシンボル「ツヴィンガー宮殿」。中には有田焼の展示コーナーや、各種パーティ、婚礼披露宴などの専用レンタルサロンなどがあるそうです。
中心にあるこの宮殿から少し離れ、テーマパークの端に宗政酒造「有田蔵」はあります。

なんかもう、あの宮殿とこの酒蔵が同じテーマパーク内にあることが凄いです。東武ワールドスクウェアや日光江戸村もびっくりです。
昭和60年(1985年)創業
酒蔵といえば創業100年はあたり前、200年、300年でも別に珍しくない業界(日本最古の酒蔵「須藤本家(茨城県)」は1141年創業!)ですので創業が昭和60年と聞くと「え?若!」っと感じてしまいます。
どうやら蔵元の祖先は広島で酒造りをされていたのですが何らかの理由で廃業し、その後九州に移り住み、現在の蔵元である宗政寛会長が、酒造業を再興すべく酒造免許を取得、宗政酒造株式会社を立ち上げられました。
創業当初、蔵は有田の市内にあったそうですが、関連会社が「有田ポーセリンパーク」というテーマパークを買い取った事を契機に、パーク内であれば土地的なスペースが有り、また酒蔵見学などをしてもらい易いという理由から、平成14年にテーマパーク内に蔵を移転。現在に至ります。
宗政酒造といえば…
その1:ほうぼうで高評価を受けまくる『芳醇・極甘口』の日本酒
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2015
写真はIWC2015で「佐賀トロフィー」に選ばれた事を取り上げた佐賀新聞(6/5)記事、クリックするとpdfが開きます。pdfが開けない方はこちら。
「佐賀トロフィー」とは、佐賀県からの出品酒の中で一番という意味に取られがちなのですが決してそうでは無く、出品333銘中1番だった「トロフィー受賞酒」の、その次に高い評価を受けた「佐賀のお酒」
という事で「佐賀トロフィー」らしいんです。
なんでそんな良くわからない呼び方をするのかは不明です。知ってる人、教えて下さい。
S-1グランプリ
SAKEOH PREMIUM Vol.6の告知記事の方にも書きましたが、「食中酒」としての美味しさに特化した採点方式、完全なブラインドで評価される「S-1グランプリ」で初年度(2011年)で準優勝、2012年と2013年は2年連続優勝という快挙を成し遂げています。
下は参考動画、2011年度のものです。
今回の試飲銘柄でいうと、このお酒です
はなMUNEMASA純米吟醸

- 使用米:山田錦
- 精米歩合:55%
- アルコール度:15度
- 日本酒度:−15
- 酸度:1.4
なんと日本酒度は「−15」、通常の純米酒に比べて約3~5倍の甘味があるのが特徴です。 山田錦55%磨き、高エステル生成酵母を使った、蔵元独自の醸造法により醸された超甘口純米吟醸酒です。
インパクトがあるのは甘味なのですが、その後ろにある旨味、酸味とのバランスも絶妙で、冷蔵庫でほどよく冷やして飲むと…
「あれ、こんなに甘いのに、和食と合うぞ!?」
という新しく楽しい驚きを感じる事のできるお酒です。
その2:これぞ佐賀、柔らか・甘目・旨味のしっかりしたお酒のラインナップ
近年高い評価を受けているのは、上述の日本酒度「-15」 のお酒なのですが、もちろんそんな激甘なお酒だけを造っている訳ではなく。宗政の日本酒ラインナップの共通点は「柔らか・甘目・旨味しっかり」、これぞ佐賀といったお酒達。地元の方々、食文化に寄り添うお酒を作り続けています。
その3:焼酎も実は凄いんです
先述の通り、宗政酒造創業は焼酎造りから始まりました。看板商品である「のんのこ黒」が、平成26年酒類鑑評会で金賞を受賞、しかもなんと4年連続。
焼酎に対してのこだわりも強く、麦焼酎は全量、地元である佐賀県産の原料を使用。焼酎製造の全量を佐賀県産原料と言う焼酎メーカーは、宗政酒造以外どこもない…ハズ。原料へのこだわりと、地元愛があればこそです。
宗政酒造のお酒が美味い、これだけの理由
その1:お米にとことんこだわる

佐賀産の米へのこだわり
宗政酒造は佐賀県産米なんと100%。
その理由は、お酒造りに使用している「硬度14」(まさに軟水!)という数値の「黒髪山の伏流水」と、一番しっくりくるのは、やはりその地元の水で育ったお米だから。地元のお米を、地元の水を使い、地元の伝統に、そして味覚に寄り添うお酒を造る。まさに佐賀の地酒なのです。
洗米へのこだわり
もうひとつ、特徴と言えることは、原料の白米はすべて「手洗」であること。とても大変な作業ですが、良い蒸米を得るには、限定吸水は欠かせません。また、白米についている糠を綺麗に取り除くにも、手洗が一番なんです。
-15に使う白米は55%ですが、浸漬時間はわずかに15分程度、この時間をきっちり守らないと良い蒸米にはならない。機械ではこのような短時間に浸漬時間を調整することできないので、面倒でも、10~12キロくらいに小分けして、これを何回も何十回も繰り返して洗米を行う。 酒造りの期間中の午後は、蔵人3人掛で夕方まで、この洗米作業に明け暮れます。
その2:酵母にとことんこだわる

数々の栄冠を手にした「宗政純米吟醸酒-15」 は、「高エステル生成酵母」を使用。醸造協会から入手できる酵母ですが、その扱い方がとても難しく繊細な酵母です。カプロン酸エチルなどの吟醸香をたくさんつくる代わりにアルコール耐性が弱く、また、高比重(ボーメ→もろみ濃度)にも弱いのでギリギリ弱らせない環境で、発酵と糖化のバランスをとらないといけません。これを、宗政酒造独自のノウハウにより、例えば酵母をブレンドしたりなどしてカバーしています。
その3:コストがかかろうが、こだわり抜く
-15の甘味は、本来なら発酵によってアルコールに代わるものです。 もちろんアルコール添加もせずに、搾ってしまうのですから、酒化率(ある一定の量の白米からどれだけのお酒ができるかという歩合)は35%の大吟醸より低い。
その4:柳川杜氏の大ベテラン、大古場博文氏が醸すから美味しい
九州の酒造りを古くから支えた「柳川杜氏」に薫陶を受けた、この道30年のベテラン杜氏である大古場博文氏が陣頭指揮を取っています。
その5:こだわり抜いてを目指す『酒創豊世』
人をビックリさせる酒、世の中に無いジャンルの酒を造って行きたい。ドキドキ・ワクワクするような酒をどんどん出して行きたいという強い思いがこだわりを、またそのこだわりが高い評価につながっているだと思います。
そんな「宗政酒造」の商品はSAKEOH酒逢でご購入頂けます

通販サイトでご購入可能です
宗政酒造の商品はこちらでチェックする事ができます。
もちろん店舗でも!店舗では試飲も可能です
東京都葛飾区金町にあるSAKEOH酒逢では、無料で試飲をすることができます。試飲をして選ぶので、万が一にもイマイチなお酒を買ってしまうようなことはありません。
試飲イベントも頻繁に開催しております。ぜひ遊びに来て下さい。
2015年6月27日(土)宗政酒造 山崎専務にいらして頂きます!
という事で、「SAKEOH PREMIUM Vol.6 宗政酒造」の開催は6月27日(土)の18:00〜です。詳細は告知記事をご参照下さい。日本酒通な方も、日本酒ビギナーの方も満足できる内容になっておりますので、皆様振るってのご参加をお待ちしております!
それでは!



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